比較農史農学論

比較農史学

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研究キーワード

農業史、農業経営史、農業政策史、農政思想史、農業技術史、農書研究、土地改革、農林資源開発、ドイツ農業、農業集団化

研究テーマ

近代日本と世界の農業・農村発展に関する歴史的研究
農学・農業技術・農林資源開発に関する比較社会史的研究
近代日本の農業政策・農政思想に関する研究
20世紀ヨーロッパ農業の形成過程に関する研究

スタッフ名、職名

分野概要

比較農史学分野は、近代日本と世界の食料・環境・農業をめぐる問題を歴史学視点から研究することを課題とした研究室です。

現代世界の多様な空間に暮らす人々の営みは、その土地に固有な様々な条件の複合体のうえに成り立っています。このため人々の暮らしに直結する「食」と「農」の問題を理解するためには、歴史的に形成された各地域の固有性を明らかにすることが重要となります。こうした立場から、私たちの研究室では、各地域の農法・農業経営・土地制度・農業政策などの相互関係の解明はもとより、グローバル世界での位置づけや比較史的な視点を常に意識しながら、日本、東アジア、ヨーロッパ(主としてドイツ)を対象に、歴史学的な視角から「食」と「農」の問題についての研究を進めています。

具体的には、これまで近世農書の比較分析(農業技術史)、農業経営史、戦間期日本の農民運動史、戦後土地改革の比較史研究などの領域で顕著な成果をあげてきました。さらに、近年では「資源化」(資源開発)視点から20世紀農業史をよりトータルに捉えることをテーマとする共同研究を行い、その成果を2巻本(野田公夫編『農林資源開発史論 I・II』 京大出版会、2013年)として公表しました。現在は、よりグローバルかつ環境史的な視点から、第二次大戦後の日本とヨーロッパの農業開発過程を明らかにすることに取り組んでいます。
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    戦時馬の「出征」(徴発)
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    農史
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    Maiskonferenz auf einem Feld
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