国際農林経済学

森林経済政策学

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研究キーワード

森林政策,木材生産,国立公園,世界遺産,生物多様性,レクリエーション,環境経済学,実験経済学,行動経済学,応用計量経済学

研究テーマ

森林の価値評価
国立公園の利用と保全
生物多様性の保全政策
実験経済学を用いた環境政策の制度設計
野生動物管理の今後のあり方

スタッフ名、職名

分野概要

「森林経済政策学分野」では,森林・林業,国立公園管理,生物多様性の保全など森林を中心とする自然環境の問題を対象に,環境経済学や実験経済学等をベースに幅広い理論的・実証的研究を行っています。近年は,国内の研究だけではなく,海外の大学と連携した国際的な研究でも成果を挙げています。

当分野の主要な研究テーマの一つは森林の価値評価です。森林には水源保全,土砂災害防止,生物多様性の保全,温暖化対策などの役割があります。こうした森林の様々な役割は,木材価格には反映されないため,その価値が過小評価されています。そこで,森林の環境価値を金銭単位で評価し,森林保全の社会的意義を示す研究を行っています。

第二のテーマは国立公園の利用と保全です。近年,登山ブームにより山岳地域の国立公園の訪問者が増えていますが,過剰利用による生態系への影響や遭難事故の対策が緊急の課題となっています。そこで,国立公園の利用動向データを収集し,過剰利用の実態や遭難事故リスクの分析を行っています。

第三のテーマは生物多様性の保全政策です。生物多様性を守るには,森林を適切に管理するなどの対策に多額のコストが必要となります。海外では,生態系サービスの受益者が管理費用を負担する「生態系サービスへの支払制度(PES)」などの制度が存在します。こうした制度を国内で実現したときの経済効果について研究を行っています。
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    奄美大島での学生実習(原生林散策)
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    知床での学生実習(エコツアー体験)
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    知床での学生実習
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    奄美大島での学生実習(マングローブ調査)

その他の研究室

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