国際農林経済学

地域環境経済学

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研究キーワード

持続的農業発展、地域共有資源の最適管理、地域共同体の機能と限界、緑の革命の長期評価、日本、中国、アジア、サブサハラアフリカ、農産物貿易、貿易保護政策の国際比較

研究テーマ

地域共有資源の持続的利用
アジアとサブサハラアフリカにおける「緑の革命」
農産物貿易と農業保護政策の比較研究

スタッフ名、職名

分野概要

当研究室では、現代社会の食と農及び環境に関わる様々な問題の中で、特に経済活動と環境の調和や農業・農村地域の持続的発展を推進するための理論と実践的な問題について研究・教育を行っています。自然を相手にする農業は元来地域性が強く、また地域に根ざした歴史と伝統があります。その一方で、経済のグロバール化が進む今日、農業の課題は、国際的なルールと市場競争にも強く影響を受けています。こうした観点から、本分野では、上記の3つの研究テーマに取り組んでいます。また、当研究室では、データに基づく実証的なアプローチ、すなわちフィールドワーク、家計インタビュー、大規模公式データの活用、計量経済学、ゲーム実験などを重視します。

  • ため池灌漑(インド・タミルナドゥ州)
    適切に管理されたため池から十分な水がルールに従って圃場に供給されます。

  • 共同作業による水路掃除(フィリピン)
    共有資源の維持には共同作業が欠かせません。このような共同作業を通して社会規範が形成されるといわれています。

  • 緑の革命をけん引した「奇跡のコメ」IR8とインドネシアの在来品種Peta
    IR8は、半矮性、非感光性、高い肥料反応性、葉が直立的という特徴を持ち、多収と二期作を可能にしました。

  • 熱帯アジアとサハラ以南アフリカ(SSA)におけるコメとメイズ(トウモロコシ)の単収(トン/ヘクタール)の変化(1961年~2021年)
    60年代の収量は両地域でほぼ同じですが、今では大きな差があります。

  • コメ倉庫(フィリピン)

  • 稲作農家グループインタビュー風景(モザンビーク)

  • 公共財ゲームの実施(フィリピン)

その他の研究室

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